Scott's Bass Lessons に「入学」してみた
Scott's Bass Lessons(SBL)という、海外では有名な、ベース・レッスンサイトがあります。レッスン動画や生配信でのワークショップ、掲示板を活用した「キャンパス」と呼ばれるコミュニティ機能などのコンテンツが揃っており、世界最大のベース教育プラットフォームであるとのことです。
ベースを演奏し始めて10年以上経ちますが、自己流で練習していると行き詰まりを感じてきます。レッスンに通ったり、ベースクリニックやセミナーを受講したこともありますが、新型コロナウイルスが流行しているこのご時世では、出かけていくのは無理そうです。
そこで、一念発起して、SBLに登録してみました。リズムや理論など、ベーシストとしての基礎を固め直し、有用なフレーズなど、いくつかの学びが得られれば、という狙いです。
レッスンなどはすべて英語なので、世界最大のプラットフォームとはいえ、日本人でSBLに登録している人は少ないだろうと思われます。実際、SBLに関して書かれている日本語の記事はほとんど見当たりませんでした。そこで、どなたかのご参考になればと思って記事を書きました。14日間の無料トライアルを終えて、本登録した時点での所感です。
値段
$168/年でしたが、キャンペーン中だったので、$124/年です。キャンペーンは頻繁にやっているようなので、登録する場合はキャンペーン期間を狙いましょう。
月額1000円ちょっとというところでしょうか。この手のオンライン講座としては、平均的な金額かと思います。
良い点
講座の種類が豊富
・ジャズやブルースといったスタンダードなジャンル別レッスン
・譜読みやリズムなどの基礎的な訓練
・ベース用エフェクター講座
・安全に演奏する方法
など、様々な講師による講座が揃っています。この講座量はすごいと思います。
数は少ないですが、クリス・ミン・ドーキーのような有名ベーシストによるレクチャーもあり、ためになります。
PDFのテキストが便利
授業ごとにPDFのテキストがあり、授業中に講師が演奏しているベースラインのタブ譜が掲載されています。
好きな時間に見ることができる
スカイプを使ったベースのオンラインレッスンを受けたこともあるのですが、その場合、講師の先生とスケジュールを合わせなければなりません。私の場合、講師の先生が海外の先生だったので、時差などを考えてスケジュールを合わせるのも、少し大変でした。SBLのようなサービスなら、好きな時間に見ることができます。
悪い点
退会のためにはサポートにメールを送らなければならない
退会フォームがなく、退会するためにはサポートにメールを送らねばなりません。
海外のサイトには、「引き留める内容のメールが帰ってきた」、「対応が遅く、フリートライアル期間中のキャンセルを逃してしまった」という書き込みも見られました。退会する場合には、早めに連絡するのがよいようです。
メールが多い
新しいコンテンツの追加や、有用なコンテンツについてメールで通知してくれるのですが、メールの量が多いです(1日2~3通)。フィルタ機能などを使って振り分ければいいのですが、ひと手間です。
サイトが重い
これは九割方、私のインターネット環境のせい(1.5Mbpsの激遅光回線 + トラブル続きの「どんなときもwifi」)なのですが、サイトはやや重いです。
いくらうちのwifiがヘタいとはいえ、YouTubeなどの動画サイトは、普通に止まることなく見ることができるのですが、SBLは途中で動画が止まることもままあります。
まとめ(オンライン・レッスン、インターネット・サロンとの比較)
インターネット環境があれば、オンライン・レッスンやインターネット・サロンなど、様々な方法でベース演奏を学ぶことができます。どれも一長一短で、それぞれにメリットとデメリットがあります。
オンライン・レッスンは、マンツーマンで教わることができ、学びも大きいでしょう。その分、スケジュール調整をして、決まった時間に受けなければならないという煩雑さはあり、値段も比較的高価だと思われます。
インターネット・サロンは比較的安価で利用可能ですが、コンテンツの充実っぷりはまちまちです。
そんな中で、SBLの強みは
①コンテンツが充実している(レッスンの動画数が多い)
②比較的安価
③好きな時間に利用できる
であるように思いました。
ベーシスト向けのネットコンテンツについては、別記事でもまとめていますので、ご参照ください。